オーストラリアの生活情報ペット編!家でヘビを飼ってる人が多い!?

貫禄十分のアル・カポネ風ブルドッグ

今日はオーストラリアの生活情報としてペット事情について書いてみます。オーストラリア人は日本人とは比べ物にならないほど動物好きでペットのいない家庭は珍しいくらいです。犬や猫はもちろんのこと、住宅事情の恵まれたオーストラリアでは、日本とは少し違うペットも多くいます。私の周りでは、犬・猫・小鳥・金魚や熱帯魚を除けば、まずモルモット、にわとり、それからヘビを飼っている家が多いです。

ここで取り上げるのは日本とちょっと違うペット事情。

  • オーストラリア人はヘビや爬虫類が大好き!?
  • 公園や小川にいる野生のカメでも飼うのには免許がいる!?
  • メスのにわとりはいいけど、オスはダメなのはなぜ?
  • ネズミやハツカネズミは飼ってもオッケー、なのにハムスターはなぜ禁止?
  • モルモットというおすすめのペット
  • 犬を連れて行ってもいいビーチとダメなビーチ。
  • デザイナーズ・ドッグという犬種が大人気で手に入らない!?

オーストラリアには日本と違って厳しく取り締まられているペット事情があります。それには歴史的背景やオーストラリアの気候や自然が関係しているのです。

なぜか知りたい方は読み進めてくださいね。

スポンサードリンク

オーストラリア人には「ヘビ」を首に巻いたことがある人が多い!かも!

オーストラリアで生活していてびっくりするのは、ここオーストラリアではヘビやトカゲなどの爬虫類をペットとして飼っている家が結構あるということです。第一、オーストラリア人は爬虫類を全然怖がりません。というのも、オーストラリアでは幼稚園や学校に行事として、ヘビやトカゲなどの爬虫類を業者が持ってきて実際に一人ひとりに触らせて慣れ親しませます。なので、オーストラリアの子供たちにとってヘビは可愛い動物なのです.

小さな頃からヘビや爬虫類に慣れ親しむオーストラリアの子供達

捕まえてきたカメを勝手に飼ったら罰金!

カメはペットとして飼うのに州政府発行の免許が要ります。我が家の子供達が近くのクリーク(小川のようなもの)にいっぱいいるカメを捕まえてきて、じゃあ、飼いましょうという時に近所の人に聞いてわかったこと。なんでも、カメは保護動物で免許なしで飼うことはすべての州で禁止らしいのです。州法違反をする前にわかってよかったです。

のんびり日向ぼっこしながら世間話(?)

スポンサードリンク

Rat(ネズミ)やMouse(ハツカネズミ)はペットにできるけれど、ハムスターがダメなのはなぜ?

我が家では日本で飼っていたハムスターがかわいくて忘れられず、また飼おうとしたところ、なんとオーストラリアでは禁止動物。何故かと言うと、外国から輸入して自然繁殖しオーストラリアの困った害獣となったうさぎや毒ガエル(Cane Toads)の例があるので、オーストラリア政府は外来種の動物に対しては厳しい規制をしているからなのです。

ハムスターは禁止ですが、Rat(ねずみ)やMouse(はつかねずみ)は大丈夫なのです。これらは規制前にすでに入ってしまっていたのでしょう。

Ratも小さい時はかわいいけれど・・・。

モルモットってどんな動物?

やっぱり一番多いのは猫と犬ですが、小さなお子さんのいる家庭ではモルモットをペットにしているお宅も多いです、オーストラリアではGuinea Pig(ギニピッグと発音)と言います。原産地は南アメリカ。これも規制前に入ったものですが、逃げても天敵などにやられて生き残れず自然繁殖はしないらしいです。

温和で人に噛み付くことはまずなく、一日中草をはんでいる姿が平和で愛らしい動物です。慣れると膝に乗せてプラシで溶かしてあげたり、手から餌(草や野菜)を食べさせたりすることができます。一番手間がかからず、お金もかからないペットだと思いますが、どういうわけか日本では飼っているご家庭は少ないですね。

日本円にして一匹1500円から2000円で売られていますが、どんどん増えるので知り合いなどから生まれた赤ちゃんをもらってくる人が多いようです。

モルモットの夫婦と赤ちゃん。

オーストラリアの幸せな犬たち

犬はオーストラリアで大人気のペット。犬を買っているおうちは日本の比ではありません。どこまでも家族の一員として行動します。

自由に走り回れるビーチは犬の天国

私も最初にオーストラリアを訪れた際、のびのびとビーチを走り回り、臆せず海やプールに飛び込み、木切れを拾ってくる犬たちの姿に感動したのを覚えています。

ただし、ビーチには犬を連れていけるドッグ・ビーチと禁止のビーチがあります。ビーチの入り口には道路標識のような標識が立っていますので必ずチェックしてください。

犬は禁止というビーチサイン!

今大人気のデザイナーズ・ドッグって?

オーストラリアでは庭が広い家が多く大きな犬を飼っている人も多いですが、最近の人気犬種には、比較的運動量が少なくて、手のかからないデザイナーズ・ドッグと呼ばれる犬たちがいます。これは犬種をかけ合わせてそれぞれの長所を引き出そうという試みから生まれた犬たち。「犬を飼いたいけれど、吠えると近所迷惑だし・・・」とか「抜け毛のお掃除が大変だし・・・」と犬を飼うことをためらう人たちにおすすめの情報です。

例えばプードルやマルチーズは毛が抜けにくくアレルギーのもとになりにくいですが、ちょっと怖がりだったり、吠え声がうるさく感じる人もいるでしょう。それを、おっとりした性格だけれど毛が抜けるカバリエ・キングチャールズスパニエルなどとかけあわせると、毛が抜けにくく吠えることが少ない犬が出来上がる、と言った具合。

ここで面白いデザイナーズ・ドッグの犬種名をいくつかご紹介します。

  • カバリエ X プードル = カバプー(Cavapoo)
  • カバリエ X シーズー = カバツー(Cavatzu)
  • マルチーズ X シーツー = マルツー(Maltzu)またはマルシー(Malshi)
  • コッカースパニエル X ビションフリーゼ =コッカション(Cockachon)

と言った具合に2つ、3つの名前を上手につなげた犬種が続々登場しています。これ本当の犬種名ですよ。ペットショップでは15万から25万ほどもして売られていますが、ネットでの個人売買のほうが安く買うことができます。ただし、競争率が高いのであっという間に売れてしまいます。

超小粒なYokiepoo(ヨークシャーテリアXプードル)の赤ちゃん!

笑顔の素敵なPoochon(プードルXビションフリーゼ)

まとめ

オーストラリアではカメやヘビなどの爬虫類は保護種に指定されていて、そのほかにも元からオーストラリアに野生でいたものはすべて保護されています。ただ残念なことに近年の開発や、外国から持ち込まれて自然繁殖した動物によって絶滅、または絶滅危惧種に指定された動物の種類の多いこと!

そのためにオーストラリア政府はペットや外来種に関する法律を厳しく定め、今では外来種の持ち込みはほぼ禁止に追い込まれています。家で飼うのはもってのほか!

ペットにできない外来種の代表的なものとしては、

  • きつね
  • りす
  • フェレット
  • うさぎ(ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州ではペットとして可)
  • ハムスター
  • さる・マーモセット
  • いたち
  • etc.

外来種でありながら例外としてペットにできる動物は、

  • やぎ
  • ロバ
  • モルモット
  • 黒ねずみ・茶ねずみ
  • はつかねずみ
  • ぶた
  • しか(鹿専用のおり又は囲いのある場合のみ)

上記の例外種以外はすべて禁止ということです。もしオーストラリアでかわいいペットとの生活をお考えでしたら、十分な情報収集をお勧めします。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする