オーストラリアの生活でのびっくりエピソード

初めてオーストラリアを訪れたときから35年、そして住んで早20年以上になります。この国の私にとっての魅力は大自然に囲まれた広々とした国土にのんびりとした人々が住んでいること。オーストラリア人は総じて親切でおっとりしていて、そういう人々が時としてありえないユーモラスな出来事を見せてくれます。

  • 路線バスが迷子になったら?
  • 駅で降りたいのに電車が・・・。
  • 犬を調教。でもその犬は・・・。

あなたが街でこんな出来事に遭遇したらどうしますか?怒る、あきれる、それとも笑っちゃう?

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路線バスが迷子に!

シドニーのバスは青と白がさわやか!

その昔、シドニーでのこといつものバス停から最寄りの駅までのバスに乗りました。最初はぼーっと窓の外を見ていたのですが、そのうちなんだか違和感を覚えてハッとしました。窓の外は代わり映えのしない住宅街でどこを見ても同じような景色なのですが、なんだか通った覚えがないような気がします。

時間もいつもよりかかっていて、「まさか・・・」と思っていると、そのうち同じ通りをまた通っていることに気づきました。と、その時運転手のアナウンスが「どうやら道に迷ったようなので、この辺に詳しい人は前に来て道案内してくださーい」と。

えーっ!ありえない!

みんな、どっとざわめいて、早速2,3人の人が前の方に駆け寄り、運転手さんにあーでもないこーでもないと支持し始め、乗客は窓の外をキョロキョロ。しばらくして「無事、ルートに戻りました!ご協力、ありがとうございました!」のアナウンスでみんな笑いとともに拍手喝采。

ここで笑えるのがオーストラリアだなあ・・・とつくづく感心したのでした。仕事に遅れていった人はきっといい話のネタにしたことでしょう。

その駅は私の降りる駅だった!

現在の新しい車両はけっこうかっこいいです。

バスのお次は電車。随分前のことになりますが、シドニーのセントラルステーションから各駅停車の電車に乗りました。そろそろ降りる駅だ、とドアのそばに移動。オーストラリアの電車は手動でドアを開けないと降りそこねるからです。

中はこんな感じで上下に分かれています。

ドアのそばで電車が停まるのを待っていると・・・あれっ、あっという間に駅を通り過ぎてしまった!「えっ」と思って、ボーゼン。確か、各駅停車のはずなのです。でも電車の中は静かだし、誰も文句を言う人はいないので、きっと自分が間違った電車に乗ったのかも、と思って次の停車駅でホームに降りると結構な人数の人が降りてきてみんなキョロキョロ。

そこで構内アナウンス「停車駅に止まらなかったので、○番線から出る折り返しの電車に乗り換えて一つ前の駅に戻ってください。ご不便をおかけします」とのこと。みんな両手を上げて肩をすくめるジェスチャーをしたり、しょうがないなと笑いながらおとなしくぞろぞろと指定の○番線へ移動。

もしこれが3分置きに電車の来る東京だったらと思うとゾッとしますが、シドニーのような大都会でも間合いが短くても15分おきくらい、私の乗った路線は確か30分おきだったと思います。

それより、文句も言わずクールに対処するオージー(オーストラリア人)の姿にこれまた感心したエピソード。

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犬を調教するおじさん!でもその犬は…。

ある時、銀行の窓口の列に並んで順番を待っていたときのこと。後ろの方で「Sit(おすわり)! Sit!」と言っているのが聞こえ、銀行に犬連れてきていいのかな?と思って振り向きました。普通は店に入るときは外に繋いでおかなくてはいけないのです。

見ると、とあるおじさん、浮浪者風でもなく普通の格好をしたおじさんが座った犬をひきずっています。よく見るとその犬は大きなぬいぐるみ!

おじさんはかまわず「Good dog! Good dog!」と鎖をつけたその犬の頭をなでています。そして、私の顔を見てにっこり。

後ろのおばさんと目があって、目で会話「あの人何やってるの?」「ほっときなさい。頭が変なんだから・・・」おばさんは素早く頭を指差して、ニッと笑ったのでした。

見ると列に並んでいる他の人達も、苦笑する人、笑いをこらえる人、笑いながら頭を左右に振ってる人・・・。

このおじさんはみんなに笑いを運ぶためにやってる?っと勝手に思って納得したのでした。

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