カフェ文化真っ盛り!オーストラリアのカフェで美味しいコーヒーを注文しよう!

オーストラリア人はコーヒーが大好き。もともとはイギリスの植民地で紅茶文化だったはずが、いつの間にやら国民総コーヒー大好き国に。

イギリス人は1年に飲む紅茶の量が一人あたり876杯と言われていますが、実際イギリスの田舎に住んでいた頃の記憶では、周りの人たちは1日に少なくとも4、5杯は飲んでいたと思います。寒い日にはもっと!そんな国からやってきた我が主人もオーストラリアに20年住むうちに、いつの間にやらコーヒーのとりこに。日々、より美味しいコーヒーと落ち着けるカフェを求めてカフェ難民をしています。

オーストラリアのコーヒーとカフェがそんなに人々をとりこにしてしまうのはなぜなのでしょう?今日はオーストラリア人が夢中のコーヒーと彼らが毎日のように通うカフェについてです。

美味しいコーヒー豆は美味しいコーヒーを作るのに欠かせないもの。

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オーストラリアのカフェでの注文の仕方

オーストラリアのカフェに入ったら少し日本の喫茶店とは事情が違うかもしれません。日本のように「いらっしゃいませー!」と歓迎してくれるわけでもありませんし、席についても誰も来てくれません。

運良く優しいウェイトレスさんかウェイターさんが来てくれて注文しようとしても「注文はあちらでどうぞ」とカウンターを指さされるだけ。

もちろん水も頼まないと持ってきてくれません。

カフェにはこういうカウンターが必ずあって、コーヒーやケーキの注文は自分でカウンターに行ってします。お金は前払いが原則。

オーストラリアではカウンターに行ってそこのレジで注文、お金を払います。

「Take away or having it here?」( テイクアウトですか?それともここで飲みますか?)とほとんどの場合聞かれます。

「I’ll have it here」(ここで飲みます)というと、番号のはいったスタンドを渡されますのでそれを持って好きな席につきましょう。

ウェイトレスさんが番号を探してコーヒーを持ってきてくれます。

テイクアウトだと名前を聞かれるので名字でも名前でも短い方を言っておきます(笑)。

私などはこういうときのために外人が戸惑わない短い名前を用意しています(ケイコだと「ケイ」など)。

テイクアウトのコーヒーができると名前を呼んでくれます。

(追記:ここ最近はずいぶんと変わってきていて席に案内してくれ、ちゃんと水も持ってきて注文を聞いてくれるところが多いようです!やっとオーストラリアのサービスが改善されているようです!)

オーストラリアのカフェで飲めるコーヒーの種類

日本の喫茶店のコーヒーはたいていドリップ式。ところがオーストラリアのコーヒーと言えば殆どがエスプレッソマシンで抽出したエスプレッソコーヒーをお湯や温めたミルク(いわゆる牛乳ですね)で希釈したものや泡立てたミルクをトッピングしたものが主流。日本のドリップ式のコーヒーよりかなり濃厚な味わいです。

下のコーヒーチャートにも色々ありますが、よく飲まれるコーヒーメニューをご紹介しておきます。

  • カプチーノ
    オーストラリアで一番人気があると言われるカプチーノ。泡立てたミルクにココアパウダーが乗っています。それをスプーンですくって食べるのが美味。
  • フラット・ホワイト
    カプチーノよりミルクが多いのでさっぱりしています。上にミルクの泡も乗っていません。
  • カフェ・ラテ
    略して「ラテ」と言って注文します。日本で言うカフェオレですが、下のチャートで見るようにフラット・ホワイトのほうが日本のカフェオレに近いかもしれません。
  • ロング・ブラック、ショート・ブラック
    ブラックが好きな方はショート・ブラックかロング・ブラックがありますが、ショート・ブラックはエスプレッソのような濃いコーヒーです。それをお湯で薄めたものがロング・ブラック(お店によっては「アメリカーノ」というところも。つまり日本で言うアメリカンですね)。日本のブラックコーヒーに近いのはこのロング・ブラックだと思いますが、それでも日本のコーヒーよりは濃いかも知れません。
  • モカ
    チョコレートシロップが入ってコーヒーとココアが混じったような味。
  • キャラメル・ラテ
    ラテにキャラメルシロップが入って、甘くて美味しい。これが私のお気に入り。女性向きかもしれません。

注文するときに戸惑わないように、予め決めておきましょう。ただし、お店によって、またバリスタの腕によっても全然味が違います。バリスタって何?ということについては次の項目で。

すべてのコーヒーのもとになるエスプレッソとミルクやお湯との割合を示すコーヒーチャートと呼ばれるもの。本当はまだまだ種類があります。クリックで拡大します。

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バリスタって何?

日本の喫茶店ではちょっと教えてもらえば誰でもコーヒーを作れますが(実際私もアルバイトをしたことがあります)、オーストラリアではバリスタの資格がないとカフェでコーヒーをつくる仕事につけません。要するにエスプレッソマシンを操るコーヒーのプロということですね。

ミルクの温度や挽いたコーヒーをエスプレッソマシンのカプセルに詰めるときの抑える強さによって全く違う味になるので、自分にあった味を作ってくれるバリスタを見つけると超ラッキーです。

毎年バリスタのコンテストがあるくらいプロの仕事。ちょっとしたさじ加減で珈琲の味が変わってしまいます。

まとめ

家庭用の電気で使えるエスプレッソ・マシン。後ろにあるタンクに水を入れ、右にあるカプセルを上ブタにセットしてスイッチを押すだけ。お好みで温かいミルクなどを入れて飲みます。

家庭用の電気エスプレッソ・マシンが普及するまではこういう可愛い形のエスプレッソ・メーカーを直接ガス台や写真のような電気調理器の上に乗せてエスプレッソを作っていました。今でもお店で売っているのでコーヒーの好きな方はお土産に買ってみたらいかがでしょうか?

というわけで今日はオーストラリアのコーヒー&カフェ事情でした。いくらコーヒーが大好きでも毎日何回もカフェに通えません。そこで、ほとんどの人はお家にエスプレッソ・マシンを持っていて中にはイタリア製の十何万円もする本格的なものを置いているお宅もあります。

  • オーストラリア人はコーヒーに夢中。
  • オーストラリアのカフェは自分でカウンターに行って注文し、先にお金を払う。
  • オーストラリアのコーヒーはエスプレッソが基本になっている。
  • オーストラリアのカフェのコーヒーはバリスタと呼ばれるコーヒーのプロによって入れられる。

オーストラリアではカフェの集まるカフェ・ストリートの周りの不動産価格は上がる一方。

そしてカフェ・カルチャー(カフェ文化)と言って、カフェはモーニング・ティー(午前のおやつの時間)やアフターヌーン・ティー(午後のおやつの時間)を友人・知人とすごす社交の中心でもあります。

この記事を読んでどれだけオーストラリア人がコーヒー大好きなのかがわかってもらえたら、是非オーストラリアのカフェで美味しいコーヒーを頼んでみてくださいね。

関連記事:オーストラリアの食べ物とオーストラリア人の食生活の特徴

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