メルボルンには市内、郊外や一日ツアーで出かけるおすすめ観光スポットがたくさんありますが、今回はお手軽にトラムで回れる市内の観光スポットのうち美しい建築物として有名なこの5つをご紹介します。
- メルボルンの観光はここから始めよう！モダンな建物が集合するフェデレーション・スクエアで情報収集！
- 世界的に有名なフリンダース・ストリート駅はどんな建物？
- 心が静まる荘厳な雰囲気、セントポールズ大聖堂。
- こんな図書館見たことない！メルボルン州立図書館。
- 王立展示館とカールトン庭園はセットでユネスコ世界文化遺産！
メルボルンの市内の中心部はなんと無料のトラム・ゾーンで乗り降り自由！この5つの観光スポットはすべて無料のトラムで行ける範囲にあります。トラムは次から次へと来るので非常に便利！のんびり時間をかけてもこの5箇所を半日から一日で回れてしまいます。
フェデレーション・スクエア(Federation Square)
モダンなデザインの建物が集まるフェデレーション・スクエア
フリンダース・ストリートとスワンストン・ストリートの交差点にあるフェデレーション・スクエア。メルボルンの観光はここから始めましょう！この広場にあるメルボルン・ビジターセンターで観光マップやメルボルン観光に関する情報が収集できます。
2018年10月7日追記：
残念ながら、このフェデレーション・スクエアのビジターセンターは閉鎖されてなくなり、そのかわりに徒歩5分ほどのタウン・ホールにメルボルン・ビジター・ハブ（Melbourne Visitor Hub）が設置されています。
（メルボルン・ビジター・ハブのWebサイトはこちら）
フェデレーション・スクエアは超モダンな建物（オフィスビルや劇場、政府関連の建物、ホテル、レストラン、カフェなど）の集まる広場でメルボルンのイベントの中心でもあります。また、通りを挟んで向かい合うフリンダース・ストリート駅（後述）、右手にあるこれまた歴史を感じさせるセントポールズ大聖堂（後述）との新旧のコントラストが面白い観光スポットにもなっています。
フリンダース・ストリート駅(Flinders Street Station)
メルボルンのアイコン、フリンダース駅の古風で威厳のある建物
フェデレーション・スクエアの真向かいにあるフリンダース・ストリート駅はメルボルンの顔とも言える世界的にも有名な建築物で、1854年に完成したオーストラリア最初の鉄道駅。1850年代初頭に始まったゴールド・ラッシュで人口2万人の小さな町だったメルボルンは一攫千金を狙う世界中からの移民たちで30万人にも膨れ上がります。その押し寄せた人々を効率的に郊外に運ぶ目的で建てられた歴史のある駅です。
セント・ポール大聖堂 (St Paul’s Cathedral)
フェデレーション・スクエアのすぐ隣りにある美しいセントポールズ大聖堂
セントポールズ大聖堂はフリンダース・ストリート駅の斜め向かい、フェデレーション・スクエアの隣りにあるので、この3つの観光スポットは一度に見ることができます。1891年に建造されたこのゴシック建築の大聖堂は一歩踏み入れると、そこはフリンダース・ストリート駅やフェデレーション・スクエアの喧騒から隔絶された神聖な世界です。荘厳な空気をお楽しみください。入場無料。
St Paul’s Cathedral
開館時間
月曜～金曜日: 8am – 6pm
土曜日: 9am – 4pm
日曜日: 7:30am – 7:30pm
祭日: 11am – 3pm
そして、できることなら、日本では経験できない礼拝に参加してみましょう。パイプオルガンの調べや聖歌を聞くだけでも神聖な気分になれます。めったにない機会と参加している観光客も多く、最後は両隣の人と手を繋いで世界平和を祈って30分ほどで終わります。
通常礼拝時間
月曜日: 12:15pm, 5:10pm
火曜日: 12:15pm, 5:10pm, 6:15pm
水曜日: 12:15pm, 5:10pm
木曜日: 9am, 12:15pm, 5:10pm
金曜日: 12:15pm, 5:10pm
土曜日: 10am, 12:15pm
日曜日: 8am, 9am, 10:30am, 6pm
中央の通路は息を呑む美しさ
メルボルン州立図書館(Melbourne State Library)
まるで劇場のような雰囲気の州立図書館
1854年にメルボルン大学とともに建設が開始され、それ以来現在に至るまで何度もの増築や大掛かりな改築改装が行われてきたにも関わらず、その気品のある建物の雰囲気はそのまま受け継がれてきました。
現在では図書館と美術館を兼ね備えているばかりか、さらにチェスの対極のできるチェス・ルームや幼児や子供向けスペースや屋上ガーデン・テラスの設置（予定）など、市民の憩いの場を目指しています。入場は無料ですのでどんどん歩き回りましょう。ただし、くれぐれも勉強している人のじゃまにならないように。
State Library of Victoria
住所：328 Swanston St, Melbourne VIC 3000
開館時間
月～木曜日 10:00am – 9:00pm
金～日曜日 10-00am – 6:00pm
世界遺産の王立展示館とカールトン庭園(Royal Exhibition Building and Carlton Gardens)
写真撮影に最高のヨーロッパ風の美しい建物
美しい建物と庭園がセットで見れる王立展示館とカールトン庭園です。1880年のメルボルン万国博覧会のために建設され、2004年に「Royal Exhibition Building and Carlton Gardens」としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。カールトン庭園は美しく整備され、庭園内をゆっくり歩いているとここがメルボルン市内だということを忘れて心がやすらぎます。
また、王立展示館はオーストラリアで最初の大陸ヨーロッパ風建築物と言われ、ゴシック様式、ロマネスク様式など数種の様式が混ざりあった独特の建物は写真撮影におすすめのスポットです。
内部見学ツアーもありますが、貸し切りなどでイベントが行われているとツアーがキャンセルになりますので、どうしても中が見たい人は事前にチェックした方がいいです。
ツアーはイベントのない日はほぼ毎日、午後2時にお隣のメルボルン・ミュージアム（Melbourne Museum)から出発しています。
ツアー参加料金は大人$10（約850円）、子供$7（約590円）
*日本円は2017年6月現在
Royal Exhibition Building
住所：9 Nicholson Street, Carlton VIC 3053 Australia
電話：13 11 02（オーストラリアからかける場合）
日本からかける場合は+613 8341 7777
まとめ
今回はメルボルンの市内で美しい有名な建築物を一日で見て回るということでまとめてみました。
- メルボルンの観光はフェデレーション・スクエアのビジターセンターで情報収集してから。
- フリンダース・ストリート駅は一度見たら忘れない建物！
- セントポールズ大聖堂で礼拝に参加しよう。
- 世界でも秀逸なメルボルン州立図書館は市民の学びと憩いの場。
- ユネスコ世界文化遺産にセットで登録されている王立展示館とカールトン庭園は写真撮影に最高。
フェデレーション・スクエア、フリンダース・ストリート駅、セントポールズ大聖堂は同じ場所で一気に見れてしまうので、時間に余裕があったらフェデレーション・スクエアの横を流れるヤラ川の歩道を歩いてみるのもおすすめです。
ヤラ川のほとりでくつろぐ人たち。写真右手の方はカフェが並んでいます。
付近には川を眺めながらコーヒーや食事を楽しめるおしゃれなカフェレストランもたくさんあります。夜は夜で違った雰囲気が楽しめるおしゃれな観光スポットです。