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オーストラリアのバレンタインデーのプレゼント、日本との習慣の違いに仰天ビックリ!

2月14日のバレンタインデーは世界共通!

バレンタインデーは英語で正式にはSt Valentine’s Day(セントバレンタインズ・デイ)、今では単にValentine’s Day(バレンタインズ・デイ)と呼ばれることが多いです。

この行事の由来は269年、ローマ帝国時代に兵士の士気が下がるとして結婚を禁じていた当時の皇帝に背いて、愛する者同士の結婚の儀を執り行っていた聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタインとも呼ばれていた)の処刑の日だそうです!

処刑された日なんてあまりおめでたい日とは思えませんが、もともとローマ帝国時代には、その日2月14日は女神・ユーノーの祝日とされていて、ユーノーが家庭と結婚の神だったことと、皇帝に背いてまで結婚式を執り行ったウァレンティヌスの殉教が結びついて「カップルの愛の誓いの日」となったものと言われています。

オーストラリアでも2月14日のバレンタインデーをお祝いして贈り物をします。ただし日本とは随分習慣が違い、女性が男性に告白する日でもありませんし、プレゼントはチョコレートには限らないのです。

では、誰が誰にプレゼント?そしてそれはどんなものを贈るのでしょう?

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オーストラリアと日本のバレンタインデーの習慣の大きな違い

実際女性が男性にチョコレートを贈って愛の告白をするというバレンタインデーは日本だけのもののようです。

なぜチョコレートか?これは1970年代に日本チョコレート・ココア協会が2月14日を「チョコレートの日」に定め、流通業会がそれを後押ししてバレンタインデーを大々的に打ち出したことが始まりのようです。

それまでは旧態依然の女性から告白するなんてとんでもない、という考えがありましたが、折しもアメリカで発祥したウーマンリブの思想も日本に影響を及ぼしていて、ここに来て女性から告白するという考えが中学生や高校生の女の子たちに受け入れられて現在の形になったようです。

一方、オーストラリアではバレンタインデーは「愛する人に感謝する日」という意味合いが強く、誰にでもプレゼントをあげてもいい日なのですが、女性の強いオーストラリアではどちらかというと男性から女性にプレゼントをすることが多いようです。

旦那さんが奥さんに、あるいは彼氏が彼女にこの時とばかりプレゼントをして奥さんや彼女のご機嫌を取ります。でもホワイトデーは日本発祥の日本だけのものなので、残念ながら男性がお返しをしてもらう日はないようです。「所変われば」で習慣の違いって面白いですね。

オーストラリア人のバレンタインのプレゼントってどんなもの?

オーストラリアでもバレンタインデー商戦はなかなか盛んで、何週間も前からお店の広告紙がこれでもかというほど束になって郵便受けに入って来ます。

広告を見てみると、かわいいキャラクターの付いた愉快な下着やTシャツなど男性用のプレゼントもありますが、多くは女性向けの物。宝石、アクセサリー、おしゃれな下着、洋服など身につけるものや小物たちが一般的。

バレンタインデーのプレゼントのアイディアの一例(出典:Huffington Post)

家事に疲れた奥様を癒やしてあげるエステやマッサージなどのバウチャー(クーポンやサービスの利用券のことです)なども人気があるようですね。それから当日には仕事帰りに奥さんや彼女に花束やバラの花を一輪買って帰る人達の姿があとを絶ちません。

国は違ってもやっぱりバレンタインデーは「愛の日」。ロマンチックな日を演出するために男性たちはお洒落なレストランやディナークルーズを予約して女性をデートに誘い出します。指輪を用意してこの日を狙ってプロポーズする人もいます。

バレンタインデー当日にはお花屋さんのバラが売り切れになるほど大人気

そういえば帝王切開の決まっていた友人が、子供の誕生日をバレンタインデーにしようと、担当医に「日をずらして2月14日に手術をしてもらえませんか?」とお願いしたところ、「その日はワイフとデートなので」と断られたそうです!頼む方も頼む方ですが、お医者様も仕事よりプライベート優先のオーストラリアっぽいエピソードで笑っちゃいました。

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ポイントをまとめてみると・・・

バレンタインデーが「愛の日」と言うのは世界中変わらない。でもお祝いの仕方はそれぞれなんですね。

こうやって見てみると、日本のバレンタインデーは付き合ってるカップルはもちろん、付き合っていない人たちにとっても大イベントですが、オーストラリア人にとってはすでに大切な人になってる人への感謝の気持ちを表すイベントということで習慣の違いが大きく現れていますね。

オーストラリアのバレンタインデーはどちらかと言うと日本のクリスマスのように、カップルにとってはロマンチックなイベントなのです。

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