オーストラリアではとにかく飲み物が高い!空港など場所によっては600ml入りのお水が$3.80(340円)ほどもします!日本では110円程度で買える375mlのコカ・コーラの缶入りもスーパーで24本入りとかを箱買いしない限りは、$2.40~$2.70(約210円から240円)。高いところは300円近いことも!こちらは乾燥しがちなオーストラリアでのどが渇いてしょうがないわけですから、安いところを探す気力もなくほとんど言い値で買ってしまいます。
普通の水で300円もするなら、もう少しお金を出しておいしい(または健康にいい)飲み物を買いましょうというわけで、今日はメジャーなショッピングセンターなどによく見かけるおいしい飲み物のお店を紹介します。
ブースト(BOOST)
ブーストはおいしいだけではなく、ついでに栄養やエネルギーも補給してしまいましょうという超魅力的な飲み物が買えるお店。
2000年にアデレードの何のビジネス経験もないジェニーン・アリスという一女性が、おいしくてヘルシーなジュースを、とシンプルなコンセプトでジュース・バーをオープンしたのが始まり。低カロリーで保存料や人工着色料の入っていない体にいいフレッシュ・ジュースが、一般的に野菜の摂取量の少ないオーストラリア人に大うけに受けて、現在では海外にまで進出し、13か国500店舗以上という大成功ビジネスに!
メニューは大きく分けて、
- ローファット・スムージー
(低脂肪のアイスクリームやヨーグルトを使ったスムージー) - スーパー・スムージー
(普通のスムージー) - フレッシュ・スクイーズド・ジュース
(フルーツや野菜などをミックスしたジュース) - フルーティ・クラッシュ
(フルーツなどを氷といっしょにミキサーにかけてシャーベット状にした飲み物。夏の暑い時におすすめ)
などの中から選ぶことができます。
メニューを選ぶと目の前で新鮮な丸ごとのニンジンやホウレン草やセロリなどをミキサーにガンガン入れて作ってくれます。ただ難点はメニューが多すぎて注文するときに戸惑ってしまうこと。そこで、私のおすすめですが、ちょっと元気がなくて風邪をひきそうなときなどにはツー・アンド・ファイブ(Two and Five)というジュース。
- ほうれん草
- リンゴ
- セロリ
- キュウリ
- 搾りたてのオレンジジュース
- ビート・ルート(スーパー・フードと呼ばれるビーツの根)
- ブースト特性のヴァイタ・ブースター(大人一日のビタミンとミネラルの推奨摂取量の少なくとも10%が入っている)
などが入って栄養満点。旅行中に体調を崩したらぜひトライしてみてください。味は、あまり甘くなくて体に良い味とでも表現しておきます。薬だと思って飲むと、まずくはなく慣れると本当においしいです。こればかりは飲んでもらわないとわからないと思います。
ただただおいしい甘い飲み物ではマンゴー・マジックがおすすめ
- マンゴー
- マンゴー・シロップ
- バナナ
- バニラ・ヨーグルト
ブーストにはその他、ブースターと呼ばれる栄養強化成分を入れるオプションが用意されていて、抵抗力やエネルギーやビタミン補給、タンパク質補給などの目的に合わせて入れることができます。興味のある方はカウンターにおいてある無料のメニューをもらっていろいろ試してみるのも面白いですよ。アレルギー体質の方のためにグルテンフリーや乳製品フリーのメニューもそろっています。
チヤ・タイム(Chatime)
こちらはアジア系のし好品的飲み物のお店。フルーツ味のものやミルクティーなどがありますが、とにかくこちらもブーストに劣らずメニューの数が豊富です。
私のおすすめはキャラメル・ミルクティーにブラック・パールと呼ばれるタピオカボールをエクストラで入れたもの。
ちなみにエクストラで入れてもらうブラック・パールやゼリーなどは追加料金50セント程度(約45円)を払います。エクストラではライチー・ゼリーなども本当のライチーの味がしておすすめです。
ところで、のどの乾いたときや甘いものが飲みたいときにショッピングセンターで買えるのは本当に便利ですが、実は私は家でも作ります。
- 紅茶を濃い目に煮だしてお好みの甘さ(後で氷や牛乳を入れるので甘めに)に砂糖を入れてよく混ぜ、冷やしておきます
- タピオカ・パールを芯が残らないように良くゆでて、ゆでこぼしたら水で洗い、冷まします
- コップに氷をいれ、1の紅茶と冷たい牛乳を半々に入れ、2のタピオカ・パールを入れて出来上がり。
紅茶をアールグレー・ティーやほかのフレーバー・ティーにしてもいいし、砂糖を少なめにして、あとからキャラメル・シロップなどを入れてもおいしいです。家で作ると甘さの調節(最近はチャタイムでも甘さのレベルが選べるようになりましたが)ができ、経済的でもあります。ぜひ試してみてください。
ショッピングセンターによってはチャタイムではなく類似のお店が入っている場合もありますが、メニューにそれほどの違いはありません。
まとめ
飲み物の高いオーストラリアで、よく見かける飲み物のお店を紹介しました。食欲不振や体力が落ちていて元気のない時などはブーストでパワーパックと言って、追加料金を払うと栄養強化成分の中から3つ選んで入れてもらうこともできます。
- ブーストでは注文したヘルシーな飲み物を目の前で作ってもらえる
- ブーストではブースターと呼ばれる栄養強化成分を入れるオプションがおすすめ。抵抗力やエネルギーやビタミン補給、タンパク質補給などの目的に合わせて入れてもらうことができる
- チャタイムでは進化したお茶タイムを楽しむことができる
- ブラック・タピオカ・パールが手に入ればおいしいブラック・パール・ティーを家でも作ることができる
どちらもメニューの種類が多いのが特徴で、わがままなお客の要求にも十分こたえられるように配慮されています。いろんなメニューにいろんなエクストラの組み合わせを試してみるのも楽しみの一つです。