オーストラリア漂着生活ブログ

オーストラリアのお土産、食べ物以外のおすすめは断然、石鹸とスキンケア製品!

お土産物は残るものもいいですが、せっかく買って行っても使わないものや気に入ってもらえないものはかえってじゃまになりますよね。20年もオーストラリアに住んでいて、日本に帰るたびに持って行っていたお土産もネタが尽きた頃から、お土産は食べ物や使ってなくなるものにしました。食べたり、使ったりしてそのものはなくなってしまうけれども、かえって心に残るお土産が最高だと思います。

今回は食べ物以外のお土産で手軽に買えるものを考えてみました。私のおすすめは毎日使ってもらえてしかも使い心地を楽しんでもらえる石鹸やスキンケア製品!オーストラリアには天然成分を使ったものがたくさんあります。

スポンサードリンク

ちょっと使ってみたくなる石鹸をお土産に

石鹸は毎日使うものですし、お土産に変わった石鹸をもらって使うのは楽しみじゃないでしょうか?私は九州に行ったとき、天然材料で作られた「豆腐石鹸」と「竹酢液石鹸」「馬油石鹸」などを面白半分で買ってきて使ってみました。どれも滑らかで使っていて肌に優しくて気持ちがよかったです。

オーストラリア独特の石鹸には次のようなものがあります。

ユーカリ石鹸

ユーカリの葉はオーストラリアの森林の香り。オーストラリアに生息するコアラの大好きなユーカリの葉には殺菌作用があり、ティー・ツリーとともに先住民のアボリジニの人たちから綿々と受け継がれたオーストラリアの家庭薬として愛用されています。

コアラの唯一の食べ物、ユーカリ。うーん、美味しそうに食べてますね。

ティー・ツリー石鹸

ティー・ツリーにはユーカリより強い殺菌作用があり、その上消炎作用まであります。ティー・ツリーの効用についてはこちらをどうぞ。ティー・ツリーの強い香りが苦手な人にはユーカリをおすすめします。

ラノリン石鹸

ラノリン・オイルは羊の毛に付着した脂で、人間の皮質脂に近いので浸透性が高いとされています。次の項目に書いたラノリン・オイルの入ったクリームが有名ですが、そのラノリン・オイルの入った石鹸はお肌を清潔にすると同時に潤い成分も入っているので一石二鳥。

お土産用にこんなパッケージでも売られています。街のお土産屋さんや空港でも買うことが可能。1つ$4.00(約350円)程度

これらの石鹸はそれぞれに特徴の違う香りがあって、効能もそれぞれ。一気に三種類揃えて使い比べてみるのもお風呂タイムが楽しくなりますよ。ということで、お土産がてら自分の分もちゃっかり購入しちゃいましょう。

オーストラリアはスキンケアに関するお土産も豊富!

食べ物以外のおすすめのお土産ということですが、この項目では少し女性向きのお土産をご紹介します。それはオーストラリアが誇る天然成分配合のスキンケア製品。お肌に良い天然成分は思いもよらない所から取られるものです。前項で書いたユーカリやティー・ツリーは自然界からの天然成分でしたが、動物性のものは人間のお肌に近い成分で浸透性が抜群!

ラノリン・クリーム(Lanolin Cream)

上記の石鹸の項目で書いたラノリンですが、羊毛産業の盛んなニュージーランドやオーストラリアではラノリン・クリームの保湿効果が冬の肌荒れには欠かせません。乾燥して荒れたお肌やおむつかぶれにも安心して使える天然素材です。

プラセンタ・クリーム(Placenta Cream)

「プラセンタ」は日本語では「胎盤」という意味。こちらは羊の胎盤から取られた成分で抵抗力と回復力を両方持ち合わせたパワフルなもの。生物学的にアミノ酸やペプチドやタンパク質などが含まれ、血行を促し、肌のキメを整えてくれます。

Healthy Care社のラノリン・クリームはラノリンとプラセンタ、そして若さを保つビタミンEが配合されているもの。ケミスト・ウェアハウスというドラッグストアで$6.99(約620円)と格安。

エミュー・オイル・クリーム(Emu Oil Cream)

エミューはオーストラリア固有のダチョウに似た大きな鳥で、実は飛ぶことはできません。オーストラリアの紋章にはこのエミューとカンガルーがついているのですがその理由は、どちらも前にしか進むことのできない動物なので、「国として前進あるのみ」という理由からだそうです。

カンガルーとエミューはオーストラリア固有の動物でしかもどちらも前にしか進むことのできない動物なので、「前進しかしない国」という意味のある紋章。よく考えられています。

そのエミューから取れるオイルは脂肪酸バランスが人間の肌に近いので角質層への浸透性が高く、アンチ・エイジングの効果が注目されています。また、エミューオイルには傷口を治す効果も認められているので、そのオイルを含むクリームは荒れた肌の修復、保湿にも効果的です。

Green Valley社のエミューオイルクリーム。$14.28(約1300円)別のメーカーの安いものであればスーパーなどで300円程度から買うことができます。

ルーカス・ポウポウ・オイントメント(Lucas’ Papaw Ointment)

真っ赤なチューブが目印!大人気のLUCAS’ PAPAW OINTMENT(ルーカス・ポウポウ・オイントメント)。前出のケミスト・ウェアハウスで25g入りは$5.99(約530円)

こちらは果物から取られる天然成分。ポウポウ(Paw PawまたはPapaw)とは日本で言うパパイヤのこと、オイントメント(Ointment)は軟膏のことです。

温暖なクイーンズランド州では庭にパパイヤの木のあるおうちがけっこうあります。

切るとこんな感じ。実際に食べられますが、匂いが強いので好き嫌いがわかれます。

このルーカス・ポウポウ・オイントメントは、中国人観光客に大人気すぎて一時期お店の棚からすっかり消えたことがあり、そのことがオーストラリアのテレビで取り上げられた事があるくらい国内外で有名。

番組では赤い色がめでたいとされる中国人に受けたのだろう、とか中国のソーシャルメディアでその効果が口コミで広がり、オーストラリアに行くという友人や知人にお土産をリクエストする人が急増したとか報道されていました。私は実はその番組を見てポウポウ・オイントメントの存在を知った流行出遅れ組。

スコットランド人のドクター、ルーカス氏がオーストラリアのクイーンズランドに移住してこのポウポウの保湿成分を発見。彼の研究・開発したこのオイントメントのレシピは100年以上たった今もも変わりませんが、彼の裏庭の小さな小屋で作られていた製造過程は今では大きな工場で作られています。それでも一日の生産量が追いつかないくらいだそうです。

ミランダ・カーをはじめとするオーストラリア出身のトップモデルやのみならず世界のセレブも御用達ということでまだまだブームは続きそうですね。

こちらは200グラムの大容量。ケミスト・ウェアハウスで$26.99(約2400円)。惜しみなく全身に使えますね!

スポンサードリンク

まとめ

オーストラリアは日本の面積の約21倍、そして人口は2464万人(2017年6月発表)。東京都は2017年6月調べで1372万5千人ほどですから、日本の21倍もの面積のところに東京都の2倍にも満たない人口が住んでいるわけです。いかにオーストラリアが手付かずの大自然や広大な土地に恵まれているかがわかりますね。

その自然の中から取れる天然成分を使った製品はその効能もさることながら、赤ちゃんの肌にも使える安全性もおすすめの理由。

以上、食べ物以外のお土産であまり高価でないおすすめのものを集めてみました。ここに紹介したものはどれも、空港や街のお土産屋さんやケミスト(薬局)で買えるものばかり。是非、ご自分でも購入してみてその効果を試してみてくださいね。

スポンサードリンク